1. |
かつてこのうみ
03:37
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国道沿い、深夜
小春を待っている戦争
朦朧、取り合えない奴は
死んでいる映像みたい
かつてこの海で恋をしたの
嘘じゃないよ
嘘じゃないよ?
その指でチャイムを鳴らしてよ
もう終わりにしようよ
今でさえ線路沿いで戦えないの
送信した画面の先で
ぼくら血を分け合っている
くだけ散って
くだけ散って
くだけ散った
教室で首を絞めるような夢だったんだ
自分さえ信じられないくらい日々を憎んでしまっていた。
今だけは間違っていいよね
後悔を、頂戴
ねぇ、いいでしょ
許してよ
これくらい
かつてこの海で夢を見たの
冗談だよ
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2. |
純情のこわれる
03:34
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脱ぎ捨てられた朝
記憶の中のクラスメイト
伝わらないことばで
はなしをしたい
脱ぎ捨てられた服と
突きつけられたセルフタイマー
読みかけの小説なんか
おいてきてよ
ここまでおいで
純情のこわれる音が聞こえる。
都会に出てきたから
嘘つかなくちゃ 嘘つかなくちゃ
灰色の気配を感じて
耳すませて
消えちゃいたいな
純情のこわれる音が聞こえる
純情をわすれる音が聞こえる
青春のこわれる声が聞こえる
青春は、
脱ぎ捨てられた朝
記憶の中のクラスメイト
伝わらないことばで
はなしをしたい
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3. |
生活
05:29
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だれかのねがいを踏みにじって
だれかのいのちを喰らって生きている
それだけ
自分のしたいようにするし
それが正解だと思うのに
どうして同じように
されてしまうと悲しくなるの
覚えてしまうの
溺れてしまうの
慣れないんだろう
慣れないんだろう。
同じように喉が渇いて
同じように涙が出て
同じように息ができて
それをどうして悲しみと呼んでしまうの
だれかのねがいを踏みにじって
だれかのいのちを喰らって生きている
それだけ
あなたの一等賞が欲しいよ
他でもなくあなたの声で
一番だって言って
同じようにお腹が空いて
同じように眠くなるの
いっそこれで終わりになればいい、なんて
目が覚めたら、目が覚めるのにさ
本当に欲しいものだけは
いつも手に入らないものだね
嫌になるね
嫌になるね
嫌になるね
嫌になるね、本当にさ
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